きんたま空間

打たれ弱いです、きんたまだけに。

「Wi-fiペースメーカー」作成めも



撮影日:2014/04/03
撮影場所:よるのひるね


 「よるひる映研」1日目に取った作品。
前回初参加だったのだが、その時思ったのは、
「撮影でOKテイク出すまでには思ったよりも時間がかかる」という事。ある程度のOKラインを考えておかないと、こだわっていたらいつまで経っても終わらない。

なので撮影時間が30分しかない今回の個人的課題は「持ち時間内で効率よく撮る」。
またいわゆる「切り替えし」による会話シーンを編集してみたかったので、簡単なやりとりをする小話を考えた。

古泉さんと羽生生さんに出演してもらったのは、お互いの親交が深いので普段の会話に近いテンションでの会話になると考えたから。特にキャラ設定もしていない(いちおう羽生生さんはペースメーカーに慣れていない、という演技をつけてくれている)ので結構自然な感じになったと思う。

本来ならば切り替えし撮影する際にはお互いがきちんと演技をして、その片方だけをカメラに収めるというのが一般的だと思うのだが、デジカメ一台で撮る訳だし編集の際に相手の声が入っているのは問題なので、映っていない方には映っている方のセリフが書いてあるスケッチブックを持ってもらった。これにより、相手を見ながらセリフを間違えずに喋ることが出来た。

話自体は撮影に入る前に二人に説明して、流れだけ把握してもらった。そのおかげでほとんど1テイクで撮れた。

後半にちょっとメリハリをつけるために去りかける羽生生さんと古泉さん(違う位置・距離での会話)と二人が同時に収まっているカットを撮った。

 そのまま羽生生さんが店を出ていくカットを撮り、引き続き店に入ってくるカット(ここは2テイクかかった)を撮り、別撮りで羽生生さんの「心が入っていない断末魔」を収録して撮影終了。ファーストカットを一番最後に撮っても編集で頭にすればなんの違和感もない、という事もあとで確認できた。

2日目で荒編集したものを参加者に見てもらい、わかりにくい点を修正した。当初はもっとシュールなオチだったが、それを成立させるための演出が不足していた事から、他の点含めよりわかりやすい演出を入れた。

[撮影時に考えていたものから追加した箇所]
・途中で商品CMっぽいものを入れ、この話に説得力をつける(Aftereffectsで作成してテロップを追加)
・ペースメーカーがwi-fi接続されている事を認識させる、アイコンがオチに絡む重要な部分であることをさりげなく知らせるため、観客が何となく意識できるような演出をつける(Premiereでモーションを追加)
・オチに説得力を持たせるため、とある場所で起きた小さな出来事ではなく、大きな問題として扱われた事を新聞記事として提示し、同時に笑わせる要素にする(Photoshopで作成して追加)。

[収穫]
・会話シーンの撮り方・編集について勉強することが出来た
・事前の準備次第でテキパキとした撮影が出来る事がわかった

[反省]
・ 音声にノイズが混じっていて、軽減するのに手間がかかった(とはいえ特に機材を買い替える気はない)
・カメラの向きでそれぞれのカットの色調が変わってしまった(今回は修正せず) 
・編集でごまかしたが、位置関係や動作がつながっていない箇所があった(次回気を付ける)

 

クリストファー・ウォーケン、ニューヨークでヒッチハイク

Christopher Walken Hitchhiking In NYC 112213walken

会話の部分だけ抜き出して意訳。

--火曜日に俺は友達のアッシュとアッパーウェストサイドのアムステルダム・アベニューをドライブしてたんだ。アッシュが「おいちょっと、今のは『キング・オブ・ニューヨーク』の人だったぜ」って叫んだ。俺は車を路肩に寄せ、バックで通りを逆戻りしたんだ。クリストファー・ウォーケンがタクシーを捕まえようとしてた。俺たちは彼にあなたの大ファンだから乗ってくださいって頼んだんだ。

彼は丁寧に「私が行きたいのはそっちの方向じゃないんだ。ダウンタウンへ行くんでお構いなく」って返事した。俺たちはダウンタウンまでお連れ出来るならなおさら嬉しいですよって言ったんだ。彼が車に乗ってから俺らはこの町で育ったって事を喋りまくった。彼は信じられないくらいいい人で、会話は最高だったしウォーケンさんは載せた事を改めて感謝してくれて。それから一緒に写真撮ってくれて。―

----

I was driving down Amsterdam Avenue on the Upper West Side with my friend Ash on Tuesday. Ash yelled, "yo man, that was the king of New York." I pulled over and backed up all the way down the block. Christopher Walken was hailing a cab. We told him we are huge fans and offered him a lift. 

He responded politely, "I don't want you guys to go out of your way. I am going straight downtown and you can leave me anywhere." We told him we would be more than happy to drive him downtown and to hop in. He got in the car and we went on talking about stories from growing up in the city. He is an incredibly nice person, the conversation was great and Mr. Walken thanked us again for the ride. He even let us take a picture together.  

ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ボルボトラックCM(撮影前・編)書き起こし意訳



完全に茶番(モキュメンタリー)なこのPVですが、台詞を書き起こしたらコントだったので下記に記します

ジャン=クロード・ヴァン・ダム(以下J)
ヤン=インゲ・スベンソン(以下S)

J「馬力はどのくらいですか?」
S「540馬力って言ってたかな」
J「なるほど」
S「見た目よりずっとパワフルですよ」

字幕
ヤン=インゲ・スベンソン / ボルボトラック 技術者
ジャン=クロード・ヴァン・ダム / 俳優

S「このスタントで我々が披露したいのは、ステアリング機能の正確さと、その挙動の確かさなんです」
J「わかりました。もちろん直進しながら、ですよね?」
S「いや、」
J「えっ」
S「バックしながらやるんです。それから…このトラックの模型を使って説明すると…トラック同士はギリギリまで近づいてる。あなたにはそれぞれのトラックのサイドミラーに片方ずつ足を乗せて立っていただきます」
J「なるほど」
S「トラックはバックで動き出し、しばらくしてゆっくりと距離を広げ始める。そしたらあなたはバックミラーに足を乗せたまま…有名なあの開脚をはじめてください」
J「足を別々のトラックのミラーに?」
S「そう」
J「そして車間が開いていく?」
S「ゆーっくりと開いていく。あなたの開脚を披露する時間はたっぷりありますよ」
J「ちょっといいですか? そのまま行ったら私落ちると思うんですが…」
S「そうですね」
J「そして地面に…」
S「だがその前にトラックは車間を広げるのをやめ、そのままの距離を保ったまま走り続けます」
J「やりま…しょう。ありがとうヤン・インゲさん、ホントに」
S「どういたしまして」
J「光栄です」
S「来てくれてありがとう」
J「じゃあ行きますか」
S「えぇ、行きましょう…この前フラメンコ・バーに行ったと聞きましたが…どうでした?」
J「素晴らしかったですよ」
S「私も行ってみたいなぁ」
J「じゃあこの撮影が終わって、もし俺が死んでなければ…」
プロフィール

きんたま画伯